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ソネバジャニ

Soneva Jani

ここは伝説を生むリゾート、
地球と共存する次世代の遊び方

世界で最も美しい海とも讃えられるモルディブ。その青き海の上に佇むヴィラは、夢と現の間に立つ楼閣。真のラグジュアリーを追求するソネバジャニのヴィラで、心の赴くままに過ごす。これぞ極上のスローライフだ。

ソネバジャニ| ヌーヌ環礁 モルディブ

モルディブには数多くのリゾートがある。その多くが、1島1リゾートだが、そのスタイルを築いたのが、ソヌ・シヴダサニ氏とエヴァ夫人によるソネバ・リゾートだ。夫婦二人の名前を冠したこのリゾートは、1995年に最初のアイランド・リゾート「ソネバフシ」をオープン。そして約二十年後にそれまでのノウハウを集結した「ソネバジャニ」を新たに立ち上げた。豊かな自然を存分に味わうためのあらゆる工夫を凝らし、快適な滞在のための機能も完璧に備えている。それのみならず、島と海を守るためになるべくゴミを出さず、リゾート内でのリサイクル設備もしっかりと整えられている。20世紀までの消費型リゾートとは一線を画す、SDGs時代の手本とも言えるのがソネバジャニだ。とはいえ、堅苦しさは微塵もない。基本は「自然に遊ぶ」である。アライバルジェッティに到着した瞬間から、ひたすら心を解放する時間だ。ラグーンの上に建てられたヴィラは、たとえ部屋の中にいてもいつでも海を感じられる。2階の高さから海にダイブできるウォータースライダーには、普段はどんなに大人を演じていても奥底に潜ませていた童心が抑えきれなくなる。日差しの高い午後は天窓を全開にしてベッドでまどろむ。夕陽の沈む頃にはデッキに横たわってのサンセットタイム。そして夜空を覆う満点の星はいつまでも眺めていたい荘厳さ。眠るのが惜しい、と思うのはいつ以来か。毎日が楽しくて仕方なかった幼い頃に一気に引き戻される、それがソネバジャニの魔力だ。さらには食も重要なエレメント。有機栽培の自家菜園で作られる野菜や果物をたっぷり使った食事が体の底から健康にし、ステイを終える頃には別人になったかのような心地を味わえる。夏休みを終えて一回り成長したあの頃のように。

3 Bedroom Water Retreat with Slide

海への滑り台、空と繋がる窓
大自然の只中に遊ぶ洋上ヴィラ

心ゆくまで遊んでほしい。そんな思いに溢れているのがソネバジャニの水上のラグジュアリーなヴィラだ。島の自然に溶け込むナチュラルでエレガントな佇まいの中に、海へダイブするスライダーや開閉自在な天窓。モルディブの魅力を知り尽くしたオーナーのアイディアの一つ一つが、ステイを唯一無二の体験にしてくれる。

ソネバジャニでは全てのヴィラに広々としたプライベートプールがあり、ウォータースライダーがついたタイプもある。2階の高さから海へと滑り落りる感覚は爽快だ。海で遊び疲れたらベッドでひと休み。マスターベッドではベッドの真上の屋根がスライド式天窓になっており、青空に浮かぶ雲を眺めているといつしか心地よい眠りに誘われる。

ヴィラの室内は基本的に白をベースカラーとしたシンプルなインテリア。ところどころに遊び心を感じさせるアクセサリーが施されている。625㎡の3ベッドルーム・ウォーター・リトリートのヴィラでは、リビングルームもベッドルームも壁が極力取り除かれ、たとえ外に出ずとも時に応じて顔色を変える美しい海と空を全身で感じることができる。プールや海から上がった後は、潮風を感じながら広々としたサンデッキで寛ごう。その時に冷たい白ワインがあれば言うことなし。そして、テラスに設えられたバスタブもまたこのヴィラの大きな魅力。朝陽を浴びながら、あるいは星空を眺めながらのバスタイムはなんとも心地良い。また、ジムで汗を流した後もこのバスタブに浸かって心身をリセットすれば完璧だ。

首都マーレから国内線で近郊のマーファル空港まで40分、さらにスピードボートに乗って15分でソネバジャニに着く。迎えのスピードボートの中ではまず靴を脱ぐように誘われる。ソネバ・リゾートでは「ノーニュース、ノーシューズ」が合い言葉。ゲストに日常を忘れ、心を解放してスローライフを楽しんでもらうことを大切にしているのだ。今回の滞在に選んだのは、3ベッドルームのヴィラ。ソヌ氏肝いりのユニークな遊び心が随所に散りばめられていて、たとえば、海に飛び込むウォータースライダーが付いていたり、ベッドに横たわって空を感じたいと思えばスイッチ一つで天窓を開くことができる。

浮世のさざめきが恋しくなったらベッドの足元に積み上げられたトランクに隠されたテレビ。微細に渡って何もかもが程よく整えられ、快適に愉楽を享受できるようになっているのだ。だからだろう、リピート率は50%と驚異的である。ゲストとしてのリピートに飽き足らないという人には、ヴィラのオーナーになるという手も用意されている。お気に入りのヴィラのオーナーになればいつでも好きな時に帰ってくることができる上、次回は何をしようかとバカンスの予定を立てる楽しみが増える。何しろ、ヴィラだけでなく海そのものが我がものとなるも同然なのだから。

A food experience that empowers you

目の前の海から揚がる魚介や自家菜園の有機野菜、
食こそソネバジャニが誇るもてなしの真骨頂。

地産地消に拘る ソネバ食の真髄

食べることはすなわち心と体を整えること。そしてその食は自然へのゼロ・インパクトを目指さねばならない。この二つがソネバジャニのフード・エクスペリエンスの柱だ。遠方の高価な珍味を輸入するのではなく、モルディブの海に揚がる魚介を使いこなし、島に広大な菜園を作り、有機栽培でさまざまな野菜やハーブを育てる。オイルや調味料もなるべく自家製で賄う。さらに、海水を利用した浄化システムを採用、ペットボトル入りのミネラルウォーターを排除し、ガラスボトルを繰り返して使っている。一方で食の愉しみもしっかりと担保されている。例えば「オーヴァーシーズ」では、ミシュラン1つ星を獲得したスウェーデン人シェフ、マティアス・ダールクレン監修のペスカリアン料理が、「ソー・ワイルド」では菜園に設えられたテーブルで収穫したばかりのプラントベース料理が楽しめる。人にも地球にも優しい食、味わうほどに体の隅々が歓びに満たされるのがわかるだろう。

Overseas

洋上に立つメイン棟にあるレストラン「オーヴァーシーズ」。まず目に入るの が、 島の菜園でとれたみずみずしいグリーン野菜やハーブ。 鮮やかな緑は朝 の目をすっきりさせてくれる。さらに圧巻なのが、 種類豊富な自家製のドレッシング。どれにしようと迷うのも楽しいひと時だ。海に遊んだ後のランチはテラスに座って、ワンプレートディッシュなど軽い一 品もいい。夕暮れが近づいたら海の上に張り出したテーブルへ。食前酒を味わいながら、スウェーデン人シェフ、マティアス・ダールグレンによる野菜と魚介を主役に据えたメニューを眺める。さぁディナータイムの幕開けだ。

The Crab Shack

島のビーチに設えられたレストラン「ザ・クラブ・シャック」は。種々のカニやエビを世界各地の料理にインスピレーションを得て調理する。自慢の一皿は、スパイシーな味わいが病みつきになるスリランカ風マッドクラブカレー。

そのほかアラスカン・クラブなどが日替わりでメニューに登場し、飽きさせない。豊富なロゼワイン・セレクションからとっておきの一杯をお供にシーフードを味わうのは格別のひとときだ。ランチもいいが、夕方のアペリティフタイムがまた素晴らしい。近年、CNNが主催した人気投票で「世界で最もロマンチックなレストラン」に選ばれただけあって、上階のルーフテラスはサンセットを望む絶好のスポットだ。カクテルを傍に壮大な景色を堪能しよう。

So Wild

土地が限られているモルディブでは、農産物はわずかなものしか作られていないが、ソネバジャニではありとあらゆる野菜やハーブを菜園で栽培している。この野菜を存分に味わえるのが、イギリス人シェフ、ダイアナ・ブァン・クラナック監修のプラントベース料理が楽しめるディナーレストラン。インドネシアなど東南アジアの料理や、中には今では忘れ去られた調理法も駆使し、ほぼ非加熱で素材の持つ風味を引き出したヘルスコンシャスな料理を、菜園に設えられたテーブルで供する。緑に囲まれたロケーションが心を柔らかく味覚を鋭敏にし、野菜という食材の可能性にあらためて気付かせてくれる。

11 things to do in Soneva Jani

絶対の楽園ソネバジャニで自然と遊ぶ

心ゆくまでモルディブの休日を楽しみたい。そんな気持ちに応えてくれるのがソネバジャニ。ステイを豊かに、忘れられない思い出に変える魅力がこの島には数えきれないほどある。体験するたびに、そしてその数が増えるごとに、新しく生まれ変わるような気持ちにさせてくれるのだ。

1. Private Dinner

ソネバジャニは、ゲストのどんなリクエストも叶えることをモットーにしている。しかも、遊び心を必ず忍ばせるのだ。その一つが、デスティネイション・ダイニング。食事は、アジアン、インターナショナル、ベジタリアン、BBQ、どんなものが好みかを伝えればシェフがアレンジしてくれる。記念日ならばそれにふさわしいワインやケーキ、あるいはもっと特別な仕掛けも可能だ。さらにはフォトグラファーやビデオグラファーによる撮影をプラスして思い出を永久保存するのもいいだろう。

2. Sunrise Breakfast

とびきりの一日を迎えたいと思ったならば、ビーチでの朝食を試してはどうだろう。ほんのり明るい空の下、裸足で砂浜を歩き、テーブルにつく。ゆっくりと上っていく太陽を全身に感じながら、フルーツやサラダを味わう。少しずつ、だが確実に体中にビタミンが行き渡り、すっきりと目覚めていくのだ。サービスするバトラーとの、天気のこと、今日の予定のこと、他愛もない会話にも一日を素敵にするヒントが隠れている。ポジティブな気分になれる大切な儀式だ。

3. Water Swing

青く透き通った水にすっくと立ち上がったブランコ。自然の木を組み上げたそのブランコは、自然の中に溶け込むかのような佇まいで、なぜか心惹かれてしまう。抗いがたい魅力に負けて乗ってみれば、その理由がわかる。360度を海に囲まれ、水に足を濡らしながらゆっくりと漕ぐと、次第に自然と自分が繋がっていくのがはっきりと感じられるのだ。童心に帰るということは、自然に近づき、その一部になることにほかならないのである。これもソネバマジックだ。

4. Cooking Class

料理をするというのは、頭の体操である。段取りを考えながら手を動かし、匂いを嗅ぎ、味を整える。五感をフルに使うことでリフレッシュするのだ。狭い厨房ではなく、戸外の空気を感じながら料理教室を手ほどきを受けると、より一層楽しい気分転換となる。習うならやはり地元の伝統料理がいい。モルディブの新鮮な魚を使ったシンプルな家庭料理は、さばき方も調味料の使い方も、そして盛り付けも新しい発見の連続。食から知る文化は奥が深い。

5. Astronomy Cruise

モルディブの島の夜は、明かりがない代わりに満天の星が輝く。星は太古の昔から人々を導く存在だ。旅する人、未来を求める人に進むべき道を示してくれる。しかし、現代では星を見ることもままならなくなった。ならばアストロノミー・クルーズに参加してみるのもいい。コース料理を楽しみながら天文学者のガイダンスで星の世界の不思議に垣間見る事ができる。満天の星空をひたすら眺めるだけでもいい。忘れられない旅の記憶となるだろう。

6. Sonu’s Juice Selection

ソネバジャニのフード・エクスペリエンスにおける白眉の一つがフレッシュジュース・バー。好みに合わせて野菜やフルーツを一種類あるいは数種類をミックスしてくれる。さらに「クレンジング」、「エナジャイジング」など体の調子に合わせた配合のオリジナルジュースのバリエーションが驚くほど豊富だ。また、創業者ソヌ氏も毎日飲んでいるという「ソヌズ・セレクション」は3種。自然の力をダイレクトに感じられる究極のジュースだ。

7. Spa

ヘルシーであることを大切にするソネバジャニではスパを重視しており、そのプログラムは非常に幅広く充実している。各種マッサージのほか、トリートメントは全て自然由来、ケミカルフリーだ。海から吹く穏やかな風を感じながら受ける施術はまさに極上のリラクゼーションタイム。緊張がほぐれるのに合わせて肌はしなやかさを取り戻していくのがはっきりとわかる。そのほか、ヨガやメディテーション・セッションもあり、ビーチや9.プライベート・ヴィラでのマンツーマンクラスも可能だ。

8. Astronomy Dinner

降るような星空の下で過ごす。都会では願うことすら許されない自然の贅沢が簡単に手に入る。しかも本格的な天体望遠鏡があれば、その贅沢をもっと深掘りして味わうことができる。「アストロノミー・ディナー」は夕食を楽しみながら星の不思議に想いを馳せるというプランだ。天文学者の解説を聞きながら、洋上の見晴台に設置された望遠鏡から天体を眺めていると、広がり続けている宇宙のその先を見たいという欲望が頭をもたげる。忘れかけていた未知への好奇心を星が呼び起こしてくれるのだ。

9. Cinema Paradiso

時を忘れてスクリーンに見入るなんていつ以来だろうか。夜空の下で見る映画は屋内の劇場で見る映画と受ける印象が違う。開放的な気持ちが感受性を豊かにしてくれるせいか、映画の世界に深く引き込まれてしまうのだ。「シネマ・パラディーソ」では、懐かしのフィルム、話題の最新作を海の上に設置したスクリーンで上映。ポップコーンを手に、海に張り出したカタマランネットに寝転んで、あるいは、シェフ心づくしの料理を味わいながらのシネマタイムもまた良いものである。

10. Sonu’s Picnic

非日常を一番身近に感じることができるのがピクニックだろう。大地に座り、食事をすることはすこぶる心地よい。「ソヌズ・ピクニック」は水上ボートで誰もいない無人島へ向かい、砂の感触を素足で感じたり、ラグーンの水を心ゆくまで楽しむ間、シェフが料理を用意する。おすすめは、ビュッフェスタイルの前菜を楽しんだ後、メインは葉に包んで砂に埋めて蒸し焼きにしたモルディブの魚やチキンというコース。青い空の下で味わう伝統料理は筆舌に尽くしがたい美味しさだ。

11. Sand Bank

サンゴ礁のラグーンは波がほとんどなく、一日中穏やかだが、自然の摂理にはその実、静かに従っている。満潮の時は水の下に隠れている部分が、干潮時に現れるのだ。レストランがあるメイン棟の前は、潮が引くと白い砂州の道が出現する。太陽と月の動きによって満ち引きの時刻、潮汐の高低は日ごとに変わるため、いつも決まった時に現れるわけではなく、日によっては見られないこともある。うまく出会えたら、それはほんの一瞬許された秘密の散歩道だ。陽の光を受けて浮かび上がる白く輝く、沈みかけた太陽に照らされて赤く染まる道、月明かりに浮かび上がる青白い道。果たしてどんな道に出会えるだろうか。いずれにせよ、どの道も忘れ得ぬものとなるに違いない。

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