サバンナの中心で眠る高揚感
ワイルドに旅する、没入型リゾート
アフリカの風に抱かれながら大草原で眠る。そんな子供時代の夢を叶えてくれるのがテント形式のロッジ「シンギタ・サボラ」。プライベートデッキからはサバンナを横切る象やシマウマに出会えることも。
「シンギタ・サボラ」は自らが管理する面積35,000エーカーにも及ぶセレンゲティ国立公園グルメティ保護区にある。それはシンギタ・グループの創設者ルーク・ベイルス氏が、リゾート開発と同時に野生動物を守る理念に基づき非営利ファンドを設立。タンザニアより管理を委託されているためだ。「シンギタ・サボラ」はそんな自らが管理する広大な大自然の中にあるテント・サファリなのだ。その特徴はゲストが自然と一体化できるよう、全コテージがテント形式で作られていることだ。
屋根はキャンバスで作られていて開放部も多く、アフリカの雨や風など豊かな自然がダイレクトに体感できるのだ。テント・スタイルとはいえ、そこはさすがアフリカの王者たるシンギタならではのラグジュアリー・テント。軽くてモダンなテントの中では快適な都会生活が約束されている。各スイートに完備しているのは、プライベートな瞑想デッキ、フィットネス・エリア、デイベッド付きの屋外スペースの他にキッチンスペースとダイニングもあるので、サファリ巡りで疲れた夜は人きりでのロマンチックなインルーム・ダイニングも可能である。枝編みバスケットと冷蔵庫の「ゲスト・デリ」には常に美味なるフードとよく冷えた飲み物で満載。キャンプ周辺のピクニックスポットに持ち出してプライベート・サファリ・ピクニックもアフリカの大草原に吹く風のように、自由気ままに楽しむことができるのだ。
Tented Suite
グルメティ保護区西部に位置する「シンギタ・サボラ」はササクワエアトリップから四輪駆動で移動すること約1時間。周囲には何もないサバンナに作られたテント形式のロッジ・スイートは全部でわずか9部屋のみ。さらにダイニングテント、スパテント、プール付きのダイニングテントが隣接している。インテリアのコンセプトは1920年代の古き良き冒険時代。テント内の家具から食器まで全て当時のアンティークで統一されている空間はテントとはいえ快適そのもの。エアコン、バスタブももちろん完備されており、1日2回のゲーム・ドライブに出かけたあとは心ゆくまでリラックスすることが可能だ。2人だけのワイルド・ラグジュアリーなテントライフを思う存分堪能することができるだろう。
Wellness and Fitness Area
スパテントにはランニングをはじめとして、各種フィットネスマシーンを完備している。アフリカの自然と動物に触れてメンタルを充実させたあとは、フィジカルもさらに充実させることができる。
スパエリアではサファリを見ながらカップルでボディトリートメントのサービスを堪能したのち、プールで夕方まで過ごすのもいい。地平線に沈む壮大な夕陽をプールサイドのサンベッドから眺めるのも得難い時間だ。
Dining Area and Lounge
ダイニングテント内にあるのは開放感あるレストランラウンジ。重厚なアンティークのダイニングテーブルも、ソファ席もあるので食事はその日の気分に合わせて。素材そのものを生かした味付けは食べやすく、疲れた体に心地よい。
小さめのタパスやフルーツ、ヨーグルトなどの軽食はいつでも自由にとることができる。敷地内にキャンドルを灯したディナータイムが今宵のハイライトだ。