レストランを数多く経営する「ひらまつ」が
本格的にリゾート・ホテル経営に乗り出した
美食と自然を求め、蒼き沖縄の海へ
那覇空港から車で沖縄本島を北上すること約1時間。到着した宜野座には、沖縄西海岸が美しいサンセット求めてリゾート開発が進む中、沖縄の人々がやんばる(山原) と呼ぶ手付かずの自然がいまだ残ってい る。小鳥の声が耳に優しく、眼前にはコバルトブルーの海が広がる沖縄本島東海岸のシークレットプレイス宜野座。「ザ・ひらまつ ホテルズ & リゾーツ 宜野座」はここにある。「レ ストランひらまつ 」「 メゾン・ ポー ル・ボキューズ」はじめ数多くのレストランを展開する「ひらまつ」は2016年より「滞在するレストラン」をコンセプトに本格的にホテル事業に取り組み始め「ザ・ひらまつ ホテルズ & リゾーツ」を国内に展開。賢島、熱海、仙石原に続き第四のホテルとして 2018年沖縄にオープンしたのが「ザ・ひらまつ ホテルズ & リゾーツ 宜野座」だ。沖縄の大いなる自然に抱かれて美食を楽しむ、「ザ・ひらまつ ホテルズ & リゾーツ 宜野座」で過ごす美食の南国バカンスはいかがだろうか。
ゆったりと過ごす夕暮れ時、島のリズムが最高のご馳走
南国を思わせる沖縄の日差しを浴びて「 ザ・ ひらまつ ホテルズ & リゾーツ 宜野座」に到着。入り口のゲートを抜けてしばらくすると見えてきたのがエントランス棟だ。中に一歩足を踏み入れると眼前に広がるのは、沖縄本島の原生林と青い空、そしてちらりとのぞく水平線。到着したゲストに、まずは宜野座の景色を楽しんでもらおうという粋な演出は、フランス料理のコースでいえばアミューズにあたる前奏曲。 冷たいウェルカム・ドリンクで喉を潤したあと、カートに乗りかえてチェックインに向かったのがレセプション棟なのだが、その眺めたるやこれぞ南国の海! 開放感あふれる空間の向こうには、待望の青い海とどこまでも広い空が待っていた。宜野座のステイはこうして始まる。全 室の客室はプライベートプール付きのヴィラタイプや連棟タイプなどがあるが、全室テラスにジェットバス付き。 大きく開け放たれた窓から沖縄の風に乗って漂うのはエントランスで見かけたブーゲンビレアの香りか。マリンブルーに輝く宜野座の海が眼前に臨める。大きな窓を開け放てば、完全に戸外にいるような開放感とリラックスした南国の空気がゆったりと、 確かに流れている。この地に最初に魅せられたのはひらまつ創業者である平松宏之氏。宜野座を初めて見た時、原生林と海との美しいコントラストをいかしたホテル・ レイアウトがすぐに頭に浮かんだという。確かに大自然に囲まれた青い宜野座の海を見ていると気分も高揚し、素晴らしいアイディアも次々に湧いてきそ う。沖縄東海岸最高のロケーションだ。 そしてハイライトはインフィニティプールだ。 これは海側のプールサイドに縁を設けず、水平線とプールの水面を平行にレイアウトしたもの。プールに身を委ねれば、まるで海と一体化したような感覚が味わえる。プールサイドにはデッキチェアもあるので、たとえプールに飛び込まなくてもその不思議な感覚は地上からでも堪能できるはず。自然を体感するのに最適な方法だ。「ザ・ひらまつ ホテルズ & リゾーツ 宜野座」 に到着した日はなにもしない、どこにも行かない。 日海を眺めてゆったりと時間を過ごす。そして夜の帳が下りた頃、シャワーを浴びてジャケットに袖を通す。「ひらまつ」至高のメニュー を味わう待望のディナータイムがようやく始まる。
プール付きヴィラスイート」は寝室棟とリビング棟からなる戸建てヴィラタイプのスイート。
プライベートプールもある最上級カテゴリーで、 海に一番近い場所にあるので寄せては返す波の
音を聴きながら眠りにつける。ベッドルームからの眺めはまるで自分だけのプライベートビーチのようで、宜野座の自然を独り占めできる。
広いテラスと専用ガー デンがある「 プール付きヴィラ スイート」 ならば、 ルームサービスで自分たちだけのプライベート・ ディナー を楽しむこともできる。 広いリビングルームからは目の前に青い海が 見え、 裸足のまま海まで駆け出したくなる気分になる。心地よい風を送 ってくれる 、天井のファンの静かな回転音は眠りを誘うBGM。
ブルガリのアメニティがリラックス・タイムを演出。
上質なコットンを使ったタオルにパジャマなど寛げる細やかな気配りも嬉しい。
全てのゲストルームには、プールに持ち出せるバスケットやビーチサンダルがある。
島唄が聞こえてくるフレンチと沖縄の邂逅
「ザ・ひらまつ ホテルズ & リゾーツ 宜野座」最大の楽しみは
なんといっても「ひらまつ」ならではの本格的なフランス料理のフルコース。
沖縄の食材を積極的に使用した、フランス料理と沖縄の出会いを体験したい。
敷地内の高台にある、天井が高く取られ、星空に届きそうなレストラン棟。宜野座の自然と調和するような作りが印象的で、3層のダイニングフロアと屋外にある4つの個室、泡盛の古酒が楽しめるバーラウンジからなる。木下喜信料理長は平松宏之氏とともに「 レストランひらまつパリ」で働いてフランス料理を学び、「ザ・ひらまつ ホテルズ & リゾーツ 宜野座」オープンと同時に料理長に就任した。木下料理長が提案するのは、沖縄でしか食べられない食材や、その時期にもっとも美味しい旬の素材をフランス料理に取り込み、昇華させること。斬新な料理も多く登場するが、その根幹をなすのは、やはり「 ひらまつ 」 ならではの本格的フランス料理のスピリット。見目も美しい料理を一口味わう。それはもちろんフランス料理なのだが、宜野座の海辺から懐かしい島唄が聞こえてきそうな、ノスタルジックな気持ちにさせてくれるのだ。
Chef Yoshinobu Kinoshita
キッチンを指揮するのは福岡出身の木下喜信料理長。
「レストランひらまつパリ」で研鑽を積み、「ブラッスリーポール・ボキューズ銀座」では料理長を務めた実力派だ。地元農家と連携してとれたての沖縄野菜や西洋野菜を積極的に使用。もずくや島豆腐などの伝統的 な沖縄食材も積極的にフレンチに取り込んでいる。
GIONA TIME [宜野座を遊び尽くす]
01. AWAMORI [沖縄で過ごす休日は泡盛無しでは始まらない]
沖縄を代表する酒といえばなんといっても泡盛。その起源は1400年頃にさかのぼるといわれている。中でも崎山酒造廠 は明治38年創業。昔から続く泡盛作りの伝統である、黒麹 菌のみを使用するなど4つの原則を頑ななまでに守り続けている。代表銘柄松藤には伝統的手法である黒糖酵母が使われており、その優美な香りと上品な甘さは「ひらまつ」のフレン チにもあう。ホテル用には松藤古酒を加えた、より香りと甘 みを引き立たせたオリジナルブレンドを提供。泡盛の文化や歴史、楽しみ方を教えてもらえるレクチャーもあるので、この機会に泡盛文化を目と舌と耳で体験するのはいかがか。
02. Snorkeling [シュノーケル片手に宜野座を海中探検]
宜野座の大自然を満喫できるよう、ホテルではさまざまなマリンスポーツ体験もアレンジしてくれる。シュノーケリング、 体験ダイビング、ウェイクボード、バナナボート、シーカヤック。この機会に沖縄の海を体験するアクティビティに挑んでみるのはいかがだろう。ゴーグルとシュノーケル、フィンという基本 3 点セットを身につけるだけのシュノーケリングは初心者でも楽しめる。透明度が高く、天 気の良い日なら深い海底まで見下ろせるが、水深 3 〜 5m ほどのところでも十分。 シーズンは基本的に4〜10月、色とりどりの熱帯魚や、サンゴ礁など2時間ほどのコースで沖縄の海を水中から見ることができる。また、干潮時にのみ現れる宜野座の干潟も生態を知るのに必見だ。
03. Soki-Soba [誰もが食べたい沖縄の味ランチはソーキそばで]
中国から沖縄に伝わった麺料理は沖縄そばとして独自に発展。当初は宮廷で食べられる高級料理だったが、明治以降は庶民も食べられる郷土料理に。ソーキそばとはソーキ(豚ソペアリブ)を沖縄そばにトッピングしたもの。ホテルのカフェでは実は地元の人もうなる本格的なソーキそばが食べられ、裏メニュー的な人気を誇る。 フレンチ・ディナーを堪能した翌日は、プールで汗を流して昼食は軽めにソーキそばで沖縄伝統の味を楽しむのもいいかもしれない。
04. Sanshin [どこかせつない郷愁を誘う三線の調べ]
ホテルのユニークなアクティビティに沖縄の代表的な楽器を学ぶ三線(さんしん)教室がある。 これは三代目家元であり、自らも三線を作る名人屋良常雄さんの工房を訪問。直々に指導をうけながら好みの柄や色を選んで自分だけの三線を作る「ウッド三線」作りが体験できる。さらに本格的に三線を学びたい場合は、楽譜の読み方から音の出し方まで名人とともに学び、演奏する本格三線体験コースもある。美味なるステイを満喫したら耳と手でも沖縄文化を学びたい。
屋良三線屋
〒904-1302 沖縄県国頭郡宜野座村宜野座368
TEL&FAX 098-968-8829 携帯 090-2514-6115
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