南米に広がる「天空の鏡」
太陽と水面が作り出す奇跡の絶景に酔いしれる。
「一生に一度は見たい絶景」のNo.1に挙げられる、憧憬の地。
空を飛ぶ鳥までをも映し出す鏡のような水面は、
朝焼けから星空まで、刻々と変化し、奇跡の絶景が世界中の旅人を魅了する。
南米ボリビアに広がる、世界最大級の 塩湖。ここは自然が創り出したアートのような環境だ。季節・時間帯によっ て、刻々と景色は変わり、どれを切り取っても絵画のような景色が広がる。 ベストシーズンは 12月〜3月の雨季。 広大な塩湖に雨水が張り、水面に風景を反射させる「鏡張り」と呼ばれる 絶景を観ることができる。その反射率は非常に高く、「鏡張り」の中心では、 平衡感覚が失われるように感じる。さらに、時間帯によって表情が大きく変化するのも特徴だ。日の出前約40分と、日没後約40分は空と水面が一体となってブルーのグラデーションに染まっていく。その幻想的な時間を「ブルーアワー」と呼ぶ。また、 日の出直後約40分と、日没前約40分の時間は夜に向かってピンクやオレンジに染まり、青空とのコントラストを見せる。マジックのように空の色が橙炉染まる時間を「マジックアワー」という。周囲に遮るものが何もないウユニ塩湖は、水平線に沈んでいく太陽の姿をそのまま映し出すのだ。そして、特筆すべきは真夜中の星空である。満点の星空のためには、月が身を隠す、新月を狙って訪れてほしい。標高約3700㎞のウユニでは空気中の塵がほとんどなく、圧巻の星空が現れる。 更に、無数の星が水面に映り360度が星空に囲まれる景色は、表現できない美しさである。 ウユニ塩湖の絶景は広告や映像で見る機会も多いが、これは現地に訪れて、体感すべき大自然の奇跡であると断言できる。一生に一度、刻々と変幻するアー ト作品を全身で感じてみてほしい。