洗練された旅を望むなら
セントレジスが誇る、洒脱なリゾートへ
自然に溢れたタヒチであっても、リゾートにこもってグラマラスな滞在がしたい。そんな時はNY発祥の洗練されたリゾート、セントレジスを選んで
リゾートを囲むブルーラグーン、神々しく聳え立つオテマヌ山、水平線上にはタハア島とライアテア島の姿を臨む。ここはボラボラ島の美しい景観に囲まれ、極上の安息が約束された場所。この指折りの環境に佇むのは、洗練された大人のリゾート「セントレジス・ボラボラ」だ。約 5.4万坪の敷地に点在するヴィラは、最小でも144平米というタヒチ随一の広さを誇る。更に、タヒチ最大である1200平米のスイートルームを有し、数々のVIPが余暇を過ごしているリゾートなのだ。客室やレストランは南国の穏やかさをもちながら、都会の洗練さも感じさせる。そして特筆すべきは、誰をも納得させる格式あるバトラーサービスである。彼らはゲストの期待の上をいくという心情を持ち、類い稀なおもてなしを実 現する為に、バトラーの教育にも余念がない。「洗練されている」というイメージを確固たるものにしている、同ホテルの歴史は「ニューヨーク黄金時代」初期に始まる。1904年に、ニューヨーク五番街で創業した「セントレジス」は、上流社会の実権を握っていたアスター一族によって創り上げられた。特に黄金時代の女王とまで言われた、アスター夫人の卓越したセンスと人を魅了する力が、世界一流のデザイナーやトレンドリーダー達とのパートナーシップを可能にした。その繋がりは未だ引き継がれ、「VOGUE」ともコラボレーションを果たしている。 世界各国のエグゼクティブが集う「セントレジス 」の人気の理由は、受け継がれし、洗練されたセンスとホスピタリティの高さなのだろう。
グラマラスでモダン
セントレジスの美学が活きた、圧巻のヴィラ
Overwater Villa
水上ヴィラの中で最上クラスである「ロイヤルオテマヌ2ベッドルームヴィラ」。321平米の広さを誇り、オテマヌ山の雄大な景色に浸れる。ラウンジと2つの寝室がそれぞれ独立して隣接し、テラスよ り一段低くなったデッキからは、ラグーンに直接ダイブすることも可能だ。海面と同化するかのようなプランジプールも併設されている。
Beachside Villa
ビーチサイドには、2ベッドルームを中心とする1棟ずつ独立したヴィラが点在する。タヒチ最大級といわれる「ロイヤルエステート」 は、なんと広さ1200平米。3つのベッドルームをはじめ、4つのバスルーム。さらに、プロ仕様のキッチンを備えたリビングダイニングを有する。専属シェフを連れて余暇を楽しむゲストも多い。
Dining Experience in The St.Regis
Lagoon Restaurant by Jean-Gerorges
ここにしかない環境で一流の一皿
これが大人の愉しみ方
リゾート内には多様なレストランが4か所。全てのレストランで地産地消にこだわり、ボラボラならではの美食体験が楽しめる。筆頭は、ニューヨーク・フレンチ界のスターシェフ、ジャン・ジョルジュ氏が監修するシグネイチャーレストラン「ラグーンレストラン」。このファインダイニングのテーマはフランス料理、アジア料理、ポリネシアン料理の融合。まるでポリネシアのサンゴ礁を思わせるようなドレッセは、目でも楽しませてくれるだろう。グラマラスかつ モダンな料理たちはNY発祥のセントレジスのセンスの高さを感じさせる。次いで、ウォーターフロントに位置する「バンブーレストラン」では、アジア各国の料理を用意。その日、ソシエテ諸島周辺の海で獲れた新鮮なウラベナ( 繊細な白い魚 )は、刺身や寿司、中華料理で提供される。新鮮なシーフードによる鉄板焼きも人気だ。また、「ファル・ ニエンテ・リストランテ」では、トラディショナルなイタリア料理をソムリエが選ぶワインと共に堪能できる。好みのレストランでディナーを頂いた後は、ボラボラ島ならではのカクテルも忘れてはならない。「アパリマ」では、タヒチ産のスイカ果汁で作る特製のブラッディ・メアリーが味わえる。 ブラッディ・メアリーは、元々は1934年に 「セントレジス・ニューヨーク」で考案された ウォッカとトマトジュースのカクテル。世界各地にあるセントレジスのバー毎にレシピを変えている事を、ご存知の方も多いだろう。 ニューヨーク仕込みの本格的なカクテルを頂いた後に、ほろ酔い加減になりながら、2人で大自然の煌めく星空に浸る。これこそ、旅慣れた大人のリゾートの愉しみ方なのだろう。
Unforgettable Memories
卓越したセンスのウェディングプラン
一生に一度だから、この場所で
Wedding Ceremony
19世紀後半から20世紀にかけて、 欧州の画家やシンガーなどアートに心捧げた人々は、文明によって失われた楽園を求め、タヒチを目指した。聖域なる自然の力を秘めたタヒチは、どこか人々を魅了するのだろう。この地でウェディングセレモニーをあげたいと願う人々は、伝統的なポリネシアのセレモニーや、ポリネシアのミュージシャンとダンサーによる祝福など、クラシックなスタイルを求めるカップルが多いらしい。やはりタヒチに来たならば、神聖なタヒチの文化文明に触れたいのだろう。伝統的なカヌーに乗った新郎の到着、花嫁のためのフラワークラウン・セレモニー など、代々ポリネシアンが行ってきたセレモニーをなぞることも出来る。そして、大半のセレモニーは天気にも恵まれ、極上のサンセットが見られるらしい。ボラボラ島の山々の力を借りて、一生に一度の晴れ舞台を。
右上:2人の祝福のために用意された色鮮やかなフルーツプレート。右下:挙式を終え、夫婦になった2 人のために、 ベッドメイキングも花でロマンチックに。 左上:タヒチらしい、南国のフラワーアレンジメント。もちろんフラワーアレン ジメントも好みにオーダー可能だ。左下:海に映える真っ白なウェディングケーキ。一流のパティシエが創作するケーキはデザインもテイストもオーダー可能だ。
この「セントレジス・ボラボラ」を舞台にした小説がある。直木賞作家で恋愛小説の名手、村山由佳著の『ありふれた愛じゃない』(2014年)だ。仕事で訪れたタヒチで元彼と再会し、揺れ動く32歳の女性を描いた恋愛小説。執筆にあたり著者は、2度にわたってタヒチ取材を敢行し、セントレジスにも実際に足を運んでいる。ホテルの描写があまりに鮮明だった為、図らずも結婚願望を持つ女性読者の憧れのホテルとして、名声を博することになった。元来、タヒチはハネムーナーの垂涎のリゾート地であり、ここで結婚式を望むカップルが多い。そのため、リゾート内には熟練のウェディングプランナーが常駐しており、都会の繊細なセンスを活かしながら、ポリネシアならではのロマンチックな結婚式をオーダーメイドで取り計らってもらえる。様々なメニューからアレンジは無限大だが、1番の人気は古代からのボラボラの文化と、自然の美しさを称えるデスティネーションウェディングだという。 また、セントレジスでは「バウリニューアル」 にも対応している。バウリニューアルとは、英語で書くと「Vow Renewal」。直訳すると「Vow= 誓い」「Renewal=再び・もう一度」。 すなわち、 結婚している夫婦が再び愛を誓い合うセレモニーのことを指している。こんな穏やかなリゾートで、再び愛を誓い合えば、2人の想いも更に深まるだろう。そして、2つのセレモニーで多用されているのは、タヒチの国花である、ティアレの花。甘い香りの白く小さな花だ。このティアレの花言葉は「幸福」や「大きな幸せ」。現地の言葉を直訳すると「幸せすぎる」という言葉になるらしい。幸せすぎるとは、なんて謙虚で素敵な言葉だろうか。今の環境や感情をただ幸せと思うだけでなく、自分にとって、「幸せすぎる」と感じる。タヒチの人々の温かい人柄が現れている言葉のように感じる。 私たちが忘れかけているような感情を、「セントレジス・ボラボラ」の地は思い出させてくれるのだ。今から共に人生を歩んでいく愛する人や、長い間、隣を一緒に歩いてきてくれた大切なパートナーに、華やかなセレモニーと共に改めて「幸せすぎる」と伝えてみてはいかがだろうか。きっと忘れられない時が過ごせるはず。