1. TOP
  2. JOURNEY
  3. 天空の森
INDEX
目次

Tenku no mori

天空の森

天空に浮かぶ、自分だけの王国。

東京ドーム13個分(18万坪)という広大な敷地に宿泊専用ヴィラ3棟日帰りの専用ヴィラが2棟のみ。全棟が離れとなっていて、ゲスト同士が顔を合わせる事がなく自由気ままに過ごせる究極の開放感が最大の特徴。雄大な霧島連山を眺めながら露天風呂を24時間愉しめる。あたかも無人島にいうかのように、一日中裸のままで過ごしても構わない。ここでは王国の君主になって、なんでも願い事が叶うのだ。訪れる誰もが「天空の森」のホスピタリティはフレキシビリティであると実感するまでに、そう時間は要さない。
五感で戯れているうちにいつしか清廉な魂を取り戻していることに気がつくはず。それを知り得る賢王のみが、この王国に最も相応しいゲストとして迎えられる。

広大な敷地に3つしか無い、宿泊専用のヴィラ

【天空】 183.06㎡ 

天空」は敷地内で最も広い敷地を有する宿泊専用のヴィラだ。宿泊料金は1泊50万円から。山頂付近にあり、まさに大空に浮かぶ離宮のよう。部屋の造りは、「部屋の中の機能性を外に出してみる」というコンセプトに基づき、壁を取り払ってインテリアとエクステリアの境目を無くしている。吹き抜ける風と無垢材の香りに包まれて、いつしか時間が経つのを忘れてしまうに違いない。 

ドレスコードは裸”というオーナー・田島氏の意向で、
「裸でゴロゴロすれば水気や汚れを吸い取ってくれるから」と、ベッドカバーはタオル地で特注
ベッドルーム棟とリビングルーム棟で構成され、長く続くウッドデッキには、
壮大な風景が一望できる露天風呂が設置。

【茜さす丘】 160.32㎡ 

夕日が最も美しく差し込むように造られた宿泊専用のヴィラ。「天空」同様、ベットルーム棟とリビングルーム棟で構成されている。宿泊料金は2名様1泊40万円より。

宙に浮かぶように張り出されたウッドデッキからは、眼下に段々畑の田園が広がる。

ベッドルーム棟とリビングルーム棟で構成され、ひょうたん型の露天風呂からは霧島連山を一望できる。

リビングにある好みのソファで本を読むのもよし、ボリュームを上げて音楽に浸るのもいい。気分に合わせて至るところにお気に入りの場所を発見できるはず。

【霖雨の森】 74.30㎡ 

生い茂った広葉樹林に包まれた、静かに過ごせるコンパクトな設計のヴィラ。何日も降り続く長雨を意味する『霖雨(りんう)』と名付けたのは、オーナーが熱帯雨林の霧の中で雨に濡れる髪の長い女性をイメージからだという。宿泊料金は2名様一室30万円から。

他の2棟と異なり、生い茂った広葉樹林に包まれ、静かに過ごせるコンパクトな設計のヴィラ。屋外にシャワーブースでは、裸のまま森の中で雨を浴びるような開放的な体験。ベッドルーム棟、リビングルーム棟、露天風呂を直線上に配置。戸を閉めれば、シャワーブースは、岩盤浴としても利用可能。

「天空」、「茜さす丘」とは違い、木立による一種の”囲まれ感”が、安心感と落ち着きを与えてくれる。テラスでは、ワインを楽しんだり、エステなどもここで受けられる。 

天空の森で、特別なダイニング体験

好きな場所で好きなように食すのが、裸で過ごせる王国の流儀。 

栽培中の野菜のつまみ食いも一興。
ピクニックランチは段々畑の真ん中で。
バトラーに頼みさえすれば、いかなる場所でもテーブルをセッティングしてもらえる。
裸で過ごせる王国で特別なダイニングをサプライズしてみては。

『天空の森』で供される食材のほとんどが、敷地内の畑で収穫された農作物であったり、大切に飼育されている烏骨鶏や薩摩地鶏だ。
「神様がこの大地に降りてくるときに、鶏が最初に降りてきた、その印が鳥居だという神話もあります。鶏が大切にされてきたからこそ薩摩鶏という日本の名鶏が育ったという、そんな宗教的な背景もこの地にはあるのです」 

ピクニックランチであっても手抜かりはない。彩りも鮮やかな品々が並ぶ。
季節の空気を肌で感じ、段々畑の香りに囲まれながら食す。 

敷地内で採れた食材を使用する、
地産地消への飽くなきこだわり。 

薩摩地鶏が『天空の森』自慢のメイン料理。ローストして一羽丸ごと提供したり、5種の薬味で食すタタキや、花良治胡椒を添えた焼き鳥が定番。

心ゆくまで緑豊かな自然と戯れるアクティビティ

「天空の森」の丘の頂上に毅然として立ち聳える1本の椎の大木。
この大空と大宇宙と大地がつながる場所を訪れると、誰もがどこまでも飛んで行けるのでは無いか、という錯覚に陥る。

バトラーにディスティネーションランチのセッテイングを頼み、ブランコを漕いでしばし童心に戻るのもよし。満天の星空の中に流れ星を探しつつ、ふたりで愛を語り合うのも悪くない。広大な敷地内にある池で水鳥と戯れたり、鶏舎を覗いたりするのも心癒される。

敷地内の一角に芝生で囲まれた小さな池が。誰でも自由に使える餌箱が備られた池のほとりでは人懐っこいアヒル達が寄ってくる。天空の森でしか体験できない特別な時間を楽しめるはずだ。

もし朝早くに目覚めてたら、敷地内で丹念に育てられている畑の作物を愛でながらの散歩はいかがだろうか?お気に入りの背景にブランチを楽しむことも出来る。

自らの楽しみを見つける喜び
川遊びに興じても釣った魚を食べてもいい。 

釣りがしたいとなれば、道具も一式レンタル可能だ。

広大な敷地内を流れる天降川支流の浅瀬まで専用バギーで下り、釣りや川の浅瀬に用意された特別なテーブルセッティングでデスティネーション・ディナー体験出来る。その気になれば、裸になって泳ぐことも天空の森だからこそ楽しめる他体験の1つだ。森と風と水が三位一体となって繰り出す天空のハーモニーに、しばし聴き入って欲しい。 

天空の森のオーナー「田島健夫」氏 インタビュー

未完成とは無限の可能性があること。
『天空の森』はさらに進化を続けています。 

たじま・たてお 1945年、妙見温泉の湯治旅館に生まれる。東洋大学卒業後、’70年に『忘れの里 雅叙園』を創業。’04年に『天空の森』をオープンし、現在に至る。

ーー『天空の森』を創業された経緯についてお話しいただけますか? 

私が最初に創ったのは『忘れの里 雅叙苑』でした。茅葺の古民家を移築し、露天風呂を各室に備えるスタイル。これは当時オンリーワンのものでしたが、その後、日本の至る所でコピーされるようになり、人が絶対に真似できないものを創造しようと考えたのが”王国を創る”ことでした。国には文化が必要ですから、そう簡単にはコピーされないだろうと。それが『天空の森』の原点です。 

ーーかなりのご苦労があったと思いますが? 

土地を探すだけで7〜8年もの歳月を費やし、空港に近いことや温泉があることから買収を決めました。当時は100人くらいの地権者をひとりひとり説得して回りました。もともとここは竹山だったので、最初は来る日も来る日も竹の伐採に追われていましたね。これだけ毎日竹を切っているんだから、かぐや姫くらい現れたっていいだろうって愚痴をこぼしながら(笑)。

ーー開業するにあたってのコンセプトやテーマは、どのようなものだったのでしょうか? 

王国ですから天下を見渡せる眺めに浸れる場所にあって、そこでゲストのあらゆる夢を叶えること。例えば『天空の森』のドレスコードは裸。つまり、ゲストの社会的立場や役割など、外的な装飾を外して過ごしましょうという提案です。ここでは人から覗かれることを気にする必要性がまったく無いからです。そして好きなように自然と戯れ、地の美味しいものを召し上がり、星を眺めてぐっすりと休んで英気を養っていただく。人間性を回復する舞台はすべてご用意しようと決めました。

ーー今後の『天空の森』の目指す方向は?

『天空の森』のゲストはビジネスで成功されている方が多いんです。でも、お金も地位も名誉もお持ちの方々が「夢が持てなくなった」と、心の虚しさを埋めるために、こちらへいらっしゃるんですね。あるゲストの方から「未完成なところがここの魅力だ」と言われたことがあります。未完成とは無限の可能性、もっと伸びしろがあるってことなんです。豊かさとは決して“豪華である”こととイコールではありません。
私の持論である「リゾートとは人間性回復産業である」を信条としつつ、『天空の森』は今も明日も進化を続けています。 
INFORMATION
天空の森
INDEX
目次
MAGAZINE
電子書籍
2020 WINTER
- Feel in Nature
- Luxury Lodge
- Okinawa Time
- Tokyo Uodate
電子書籍はこちらから