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シンタ マニ・ワイルド

Shinta Mani Wild

ジップラインで入国
冒険とラグジュアリーの融合

カンボジア南西部にある手つかずのジャングル。ここは東南アジア最後のワイルドライフの楽園である。神秘的な大自然に広がるのはわずか15棟のラグジュアリーテント。まさに人里離れたジャングルの王国だろうか。ワイルドライフの王道を「シンタ マニ・ワイルド」で体験してほしい。

カンボジアのラグジュアリーホテル、シンタ マニ・ホテルズが手がける究極の豪華テントキャンプは2018年にオープンした。有名な建築家ビルベンスリー氏が、手つかずのカンボジアのジャングルにインスピレーションを受け、違法ハンターの伐採や密猟からこの地域を守るため、自身で土地を購入した。思いを込めて作り上げたこの魅惑的なプライベートリゾートは、彼の35年間の集大成ともいえる傑作だ。1.5kmの川沿いに、東京ドーム3.5個分の広さの土地に1棟という割合で、15棟配置されている。すべてに異なるテーマがあり、1967年にカンボジア国王に招かれたジャクリーン・ケネディのために作られた部屋もある。オリジナルの家具など、細部に至るまでビルベンスリー氏のこだわりが詰まっている。


ミニマムステイは3日。食事、ドリンク、アクティビティーなど全てオールインクルーシブ。スタッフは全員シンタ マニ・ホテルズの厳格な研修を経ており、そのホスピタリティの質の高さは、世界的に有名な旅行雑誌にも高く評価されている。

密林のジャングルに佇む
冒険者のみに許されたワイルドライフ

快適さと豪華さを約束する15棟のテントは、7年もの歳月をかけて選定された。それぞれ異なるテーマのデザインは、「Wild Tents」「Waterfall Tents」「Two Bedroom Tents」の3つのカテゴリーに分けられる。そのゴージャスさはテントのイメージを遥かに超越する。アニマルプリントのソファや牛革が奇抜な雰囲気を部屋に与え、古風な可愛らしい家具に囲まれた客室はゲストを温かく迎え入れる。ゲストにホスピタリティ溢れる宿泊体験を提供することに一切の妥協はない。

特に景色が見事でラグジュアリーな「Waterfall Tents」は予約時にリクエストが必須だ。バスタブ、ソファー、ダイニングテーブル、ミニバーは屋外に設置されているので、大自然を満喫しながらシンタ マニ・ワイルドでしか過ごせないひとときを堪能してほしい。

郷土料理の進化系
カンボジアを愛す美食体験

食事はテント内か、シグネチャーレストラン「THE HEADQUARTER」でいただく。このリゾートは都市部から離れているにもかかわらず、質の良い食材が集まっている。シェフはパーマカルチャー農法(永続的な循環型農業で人と自然が豊かになる関係づくりを行うための手法)と地元のオーガニック食材にこだわっており、毎日自ら地元の食材を探索しに出かけるという熱心ぶり。選び抜かれた食材を古くから現地に伝わる調理方法とシェフの創造性により素晴らしい料理へと仕上げ、唯一無二の味を提供する。この食事体験もこのリゾートにおける冒険の一つであるといえよう。

伝統的なカンボジア料理(=クメール料理)である小魚を塩漬けにして発酵させた調味料を使った魚やシーフード料理が頂ける。

バーのインテリアはビルベンスリー氏が世界中から集めたアイテムを使用

リゾート内の滝のそばにある「The Landing Zone Bar」では、息を呑むような景色とドリンクが楽しめる。カクテルにも地元食材を使うという徹底ぶり。マスターミクソロジストのおもてなしとテクニックを堪能しよう。

好奇心が止まらない
冒険心がくすぐられる体験の数々

 このジャングルの奥地へ向かうにはどのような方法があるか想像してみてほしい。ボートやヘリコプターなどではない。ガイドでありながら、専属のアドベンチャー・バトラーと共にジップラインで向かうのだ。彼らはゲストのニーズを先取りし、体力に合わせたアクティビティを提供するスペシャリスト。森の中に突如現れた鉄塔に上り、ジップライン用のハーネスを装着してリゾートまで移動する。

1.ジップラインでチェックイン

アクティビティの内容は、バードウォッチング、ハイキング、カヤック、ジップラインなど豊富だ。
カンボジアの伝統的な屋根付きボートに乗り、東南アジアの大河、メコン川を下る。ボートの上で朝食を楽しみつつ、バッファローが水浴びする姿に癒されたり、原住民の村など垣間見たりもできる。
川の中心で現地を感じつつも、何一つ不便なく朝食をいただけるのは、シンタ マニ・ワイルドだけだろう。

2.メコン川のリバークルーズ

3.川辺でピクニックランチ

リゾート内はかなり広大で端から端まで約1km前後ある。なぜそれほどまで奥地に存在するのか。その秘密はここにある。補装されたジャングルの中を進むと最も景観が美しく人気が高いヴィラが現れる。
ヴィラからは川を一望でき、自然の広大さや美しさに癒やされ、冒険で溜まった疲労感から一気に解放されることだろう。そんな広大な土地にセッティングされたピクニックセット。自然を独り占めできるなんとも贅沢な体験だ。昼間からシャンパンを嗜む贅沢なひと時、からだ全身で自然を享受したい。

4.心身ともに大自然に溶け込む『極上スパ』

Treatment on the waterfall

大自然の中の岩に囲まれた場所で、贅沢なマッサージを受けてみてはいかがだろうか。トリートメントは全てケミカルフリーにこだわり、地元で採れたハーブやストーンをふんだんに使用している。テントのバルコニーや滝を見ながらフットマッサージが受けられるのもこのリゾートならではの体験。呼吸で内面の感覚に目を向け、瞑想を深めるメディテーションヨガも是非おすすめしたい。

5.ジャングルに灯火を、キャンドルライトカクテル

リゾートからバギーで約30分。リゾートよりさらに奥へ進むと、バトラーたちによって用意された、無数のキャンドルに照らされたロマンティックな空間がゲストを待っている。
岩をくり抜いたところに氷を入れ、クラフトビールやシャンパンを冷やせば天然の冷蔵庫が完成。地元食材を使ったカナッペなどサステナブルな料理の数々。日が暮れるとともにその空間はライトで灯され始める。今宵のディナーがさらに楽しみになる瞬間だ。居心地のよい眠気を感じたら、川に足をつけながら足裏のマッサージを体験してほしい。ワイルドさとラグジュアリーが掛け合わさり、他では体験できない贅沢なひとときとなるだろう。

INFORMATION
Shinta Mani Wild
・電話番号 | +855 87 656 152
・客室|15室
・チェックイン|14:00
・チェックアウト|12:00
・ アクセス|プノンペン国際空港より車で約1時間55分
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