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アリア アマゾン

ARIA AMAZON

豊穣と野生に満たされた聖域
未だ解明されない密林アマゾンを探る

人類最後の未踏の地へ誘う、新鋭のリバークルーズ「アリア・アマゾン」
幼少時より夢見るジャングルへの冒険を、快適に体験できる
革新的なクルーズだ。

南米大陸を蛇行する世界最大級の河川。
全長約7,500㎞、流域面積700万㎢というのが、おおよその数字だが、毛細血管のごとく流域が枝分かれし、正確に測定できないというのが現状らしい。未だに正確な長ささえ判明していない、未知の川。このリバークルーズの舞台は野生に満たされた聖域なのである。周囲は湿気と熱気とが混じり合う熱帯雨林。大河と共にある密林は「地球の肺」とも呼ばれ、あらゆる生命を育んでいる。クルーズ中には、アリゲーターやピラニア、タランチュラなど、皆が想像するようなアマゾンの生き物たちから、ナマケモノやリスザルなどの可愛らしい動物、ピンクドルフィンや色鮮やかな鳥など、世界的にも稀有な動植物との出会いに興奮が止まらない。ありきたりな言葉ではあるが、まさに「ここにしかない景色」の連続なのである。船の発着地であるイキトスは、陸路では到達できない街として有名だ。旅慣れた小誌の読者でさえ、聞きなれない地域名であろう。辿り着くまでの困難さはあれど、トラベルジャンキーなら必ず満足すると断言したい。
ここで得られる貴重な経験は、地球の裏側まで足を運ぶ価値が十分にある。
未知の秘境アマゾン川をクルーズし、原始地球を旅してみよう。

Design Suite
16室ある客室は、全部屋スイートタイプ。各客室の広さは23㎡、船内とは思えない快適な広さだ。キングサイズのベッド前には、
床から天井までのピクチャーウィンドウ。
Outdoor Lounge
屋上デッキはジャグジー完備で、ジャングルのパノラマ展望が楽しめる。チェアに横になって午後のひと時を過ごしたり、夜はカクテルと共に満天の星を見上げたり、アマゾンの空気に
丸ごと身を委ねたい。

このアマゾンクルーズを航行するのは、クルーズ専門のアクア・エクスペディションズ。ラグジュアリークルーズのパイオニアとして知られるフランチェスコ・ガリ・ズガロ氏によって創設され、あらゆる秘境の冒険を、快適な船旅で提供している。この旅も皆が想像するより遥かに「快適な」秘境の冒険であることに驚くであろう。旅のスタートはペルーのイキトス空港。ほぼ全ての読者が初めて降り立つ空港であろうが、心配することなかれ。空港でスーツケースさえ自分で受け取る必要はない。クルーが空港内でゲストを迎え、後はおまかせ、例え船旅が初めてでも安心して参加できる。
アマゾン川にたどり着くと、白いテントの客船「アリア・アマゾン」が一際目立っている。
5つ星ホテルと同等以上のリュクスな船内は16室のスイートタイプの客室。
最大32人の乗客に対して、26人ものクルーが乗船している。ほぼクルーと乗客が1対1の割合のため、クルーとゲストとの距離は近く、まるで家族のように出迎えてくれる。乗り合わせたゲスト同士が数日で仲間のように打ち解けてしまうのも、このクルーのホスピタリティのおかげなのである。危険で過酷、重装備で臨むようなこれまでのジャングルの探検イメージは一新され、身軽な旅支度で原始の地への冒険が叶う。船内は常に洗練され、亜熱帯のジャングルに居ることを忘れてしまうほど快適だ。
神秘的な夕暮れや、溢れる朝日、圧倒的な自然のリズムを感じて、アマゾンを浴びる体験を。

スタンダードな客室でも充分な広さがあるが、2部屋の仕切りを取り除き、リビングとベッドルームを備えたコネクティングスイートも予約可能だ。
広々したリビングで、思う存分アマゾンの景色に浸ることがきる。
さらに、ゲストの憩いの場となるのが、3階に位置する室内ラウンジである。
ドリンクやスイーツも、もちろんオールインクルーシブ。ラウンジでは毎日のように、アマゾン流域の歴史や特徴について学ぶワークショップも開かれているので、参加してアマゾンへの知識を高めてみてはどうだろうか。
この屋内ラウンジは日が暮れると、ゲスト達がお気に入りのカクテルと共に時間を過ごす、ムード溢れるバーへと変わる。
ペルー名物であるピスコサワーや、アマゾンで育つトロピカルフルーツのカクテルが特に絶品なので、試して頂きたい。
船内にはSPAやジムも完備しており、専門のスパニストも乗船しているので、体のメンテナンスも安心である。

スケジュール

アマゾンのエッセンスを散りばめた
独創的な美食体験

船内の食事は美味しくなくというのは、過去の話だ。ここアリア・アマゾンの食事は、リマのカリスマシェフ、ペドロ・ミゲル・スキアフィーノ氏が監修。彼がオーナーを務めるレストラン「マラバー」は「世界のベストレストラン100」に選ばれている人気店だ。船の上で提供する料理は、彼が得意とする“ペルビアンフュージョン”。伝統的なペルー料理に新鮮なアレンジが加えられ、世界中の美食に慣れたゲストの舌をも唸らせている。
また、ペルー料理だけでなく、アマゾンの食材を使用し、アレンジを加えたインド料理やアジア料理が提供されるディナーイベントもある。
3食を船内で頂いていても、決して飽きることはないのだ。
窓の外に広がるダイナミックな景色を眺めながら、料理に注がれたアマゾンの風味を存分に堪能しよう。

初日でゲスト全員の名前を覚えるクルー達は、ファミリーのようにゲストに接する。
個々のお気に入りドリンクも、すぐに覚えてくれるホスピタリティの高さなのだ。
毎食、席は自由に選べるため、他のゲストとの社交にも花が咲くだろう。

冒険の旅とは何だろうか?

小さいころに絵本の中でみたような、仲間と共に難題を乗り越えたり、反り立つ山を登頂するような過酷なものまで、思い浮かべる旅は人それぞれだろう。
辞書を調べると、「“冒険”とは危険な状態になることを承知の上で、あえて行うこと。成功するかどうか成否が確かでないことを、あえてやってみること」と記載している。 つまり、冒険の旅とは危険を冒して旅をすること。エベレストや南極大陸など、人類の多くが足を踏み入れる事が困難な場所に行くことを指している。しかし、辺境の地に行くことや、危険を冒す旅だけが、果たして本当の冒険なのだろうか。 小誌は、一歩外に踏み出し非日常を過ごすこと自体が、すべて冒険の旅なのだと考える。自分の枠から少し出てみる、自分の想像を超えるような体験をする、今まで見ることのなかった景色を眺める・・・・その全てが冒険なのだ。写真や映像でみるだけでなく、空気、匂い、音、感触・・・体の全てで受け止めることで、初めて心が揺さぶられる。その体験に危険や過酷さがなくても、それは紛れもない冒険の旅になる。旅から戻っても冒険は続き、困難に立ち向かう気概や、いつもとは違う場所に向かって歩きだす、挑戦へのきっかけになるに違いない。心が冒険を求めた時、それは何かのサインなのかもしれない。
危険や不便さは何もない、リュクスな冒険を体験してほしい。

未知の生き物との邂逅を求め、ジャングルの奥地へ

アリア・アマゾンが提供するエクスカーションでは、スキフ(小型のボート)でアマゾン川の支流を探索したり、現地文化に触れる体験など様々だ。ジャングルとはいえ、汗まみれになる重装備は何も必要ない。基本的にはスキフで移動し、アマゾンを知り尽くしたクルー達が発見する動物たちを、次々に見せてくれる。双眼鏡を顔から離す暇がないかもしれない。
「野生種の宝庫」と言われるほど、世界最大かつ多様な動植物が息づくアマゾン。
樹々に隠れたリスザルやナマケモノ、タランチュラまでも、クルー達は瞬時に見つけてくれるのだ。運が良ければアナコンダとの遭遇も叶う。ナイトクルーズでは闇夜に光るワニの目を感じ取り、なんと、川から素手で捕えて間近で見せてくれるという体験も。クルーの経験値の高さがこの旅をさらに非日常なものへと高めてくれるのだ。
スキフからの観察も素晴らしいが、アマゾンならではのピラニア釣りやジャングルの湿地散策にも挑戦してほしい。釣りは、ただ木片と糸に生肉を付けて垂らすだけ。クルーの探し出すポイントでは、それだけで、面白いようにピラニアが釣れるのだ。オーダーすれば、釣ったピラニアも調理してもらえるので味わって頂きたい。ホッケのような白身で、意外と美味しいことに驚くだろう。
現地の民族の村を訪れたり、ジャングルの湿地に降り立ち、徒歩で彩度豊かな原植物を探したり、途方もない大自然の営み「アマゾン」に全身で浸ろう。

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