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アクアメコン

Aqua Mekong Cruise

動くスモールラグジュアリーリゾート「アクア・メコン」
母なる川メコン流域を優雅に巡る。

メコンとはカンボジア語で「母なる川」。「アクア・メコン」は、古代ヒンズー教遺跡や仏僧院、水上マーケット、人里離れた浸水林を訪れながら、母なる川を辿っていくリュクスなリバークルーズである。小型客船での船旅に定評のあるアクア・エクスペディションズ社が、カンボジアとベトナムを流れるメコン川をターゲットとして開発したのが「アクア・メコン」だ。これまでも旅慣れた富裕層を満足させてきた手法をメコンでも発揮し、小型の客船だからこそ可能となる高いホスピタリティで、優雅なクルーズを提供している。またオーナー自らが参加して厳選したというエスクカーションも多彩だ。自宅でくつろぐように船旅を楽しむ。さらには、訪れた土地の文化や人々の生活を知ることができる興味深いアクティビティが用意されている。本当の上質とは何か、本当のラグジュアリーとは何かを知っている旅慣れた大人にこそ、体験していただきたい船旅である。

暮らすように旅をする

全20室がスイート、うち8室はバルコニー付き。壁一面の窓には、メコン川の雄大な流れ。
地元の素材を使ったシックなインテリアは、5つ星ホテルの快適さを作り出している。
「アクア・メコン」の客室は、船内とは思えないほど広々としており、シックで上質なアジアンテイストでまとめられている。広く明るい大きな窓からは、メコン川流域の遺跡や寺院、川辺の人々の暮らしを眺めることができる。さらには、優しい笑顔のクルーによるホスピタリティ溢れるサービスや、世界トップレベルのシェフによる美食と、まるで「動くスモールラグジュアリーリゾート」だ。きめ細やかなサービスを提供するために、ゲストと同数のクルーが乗船している。航海中は、毎日小型の船に乗り換えて川岸の町や村に出かける魅力的なエクスカーションに参加することができる。「アクア・メコン」には、従来のメコン川を走るクルーズとは別次元の船旅が用意されている。「アクア・メコン」の船内全体は、メコン川流域の木材を使ったウッディーな内装。ナチュラルでありながらセンスよくまとめられている。パブリックスペースは、ゲストの人数に対して十分な広さと種類があるので、ゲスト同士交流したい場合、プライベートに過ごしたい場合のどちらの要望にも応えてくれる。奥のバーカウンターでは、ホテルでの経験を持つプロ意識の高いバーテンダーが、見た目も美しい、フレッシュでトロピカルなカクテルを作ってくれる。クルーズ中、ゲスト達がいつでも心地良くくつろげる環境が整えられている。

コネクティングタイプのスイートなら、ベッドルームとは別に、もう一部屋をバスルーム付きのリビングとして使うことができる。合わせて60㎡と優雅な広さだ。バスルームはエコに配慮した最新テクノロジーを使ったシステム。2つのシンクを備えたサニタリー、シャワー室も広く、船内とは思えないゆったりとした作りだ。温かい笑顔のクルー達は、すぐにゲストの名前、食やドリンクの好みを覚えてくれる。ゲストの居心地を第一優先した、おもてなしの精神がここには根付いている。

広々とした上品な印象のロビーラウンジには落ち着いた雰囲気が漂う。奥にはバーカウンター。
サンセットを眺めたり、食後のひとときを過ごしたりするのに最適な場所だ。

「アクア・メコン」の船内全体は、メコン川流域の木材を使ったウッディーな内装。ナチュラルでありながらセンスよくまとめられている。パブリックスペースは、ゲストの人数に対して十分な広さと種類があるので、ゲスト同士交流したい場合、プライベートに過ごしたい場合のどちらの要望にも応えてくれる。奥のバーカウンターでは、ホテルでの経験を持つプロ意識の高いバーテンダーが、見た目も美しい、フレッシュでトロピカルなカクテルを作ってくれる。クルーズ中、ゲストがいつでも心地良くくつろげる環境が整えられている。

最上階の展望デッキでは、サンライズやサンセットの絶景が楽しめる。カクテルやスイーツの注文も可能なので、サンデッキで思い思いの時間を過ごすことができる。夕暮れ時にはランプが灯り、ロマンティックな雰囲気に変わる。早朝にはメディテーション、夕暮れ時にカクテルパーティーを開催することもある
ゲームルームには、フットボールゲームやボードゲームが置いてあり、リラックスタイムを楽しむには、ちょっとレトロなゲームが優雅な船旅に似合う。世界中の旅雑誌や絵本なども多く、船内での気分転換にちょうどいい空間だ。
プライベートのスクリーンルームで、古い名作から最新の映画まで種類が豊富。貸切も可能だ。ドリンクや軽食を頼んで、リクライニングチェアに身体を預けよう。音響システムも完備なので、臨場感溢れる映画鑑賞が楽しめる。

美食の楽しみ方は自由自在家族のような
クルーにオーダーを

ミシュランスターシェフのディビッド・トンプソン氏をコンサルティング・シェフとして招聘したアクア・メコンのレストランでは、毎晩待ち遠しくなるディナーが提供されている。ここでは、メコン川流域の伝統料理をベースとした料理に、新鮮でオーガニックな食材を厳選して取り入れている。ココナッツ、レモングラスなどの香辛料をふんだんに使ったトンプソン氏考案のメニューは、船旅の大きな楽しみだ。レストランは、テーブルセッティングやライティングまで行き届いており、洗練された雰囲気を作り出している。クルー達は、初日にすべてのゲストの名前を覚え、一人一人にホスピタリティ溢れるサービスを提供してくれる。フレンドリーなクルーとの会話も楽しみながら、美食をいただこう。

ターメリックで味付けされたエビ料理は、味わっておきたい一品。他にもチキンとカボチャを使ったカレーやエビのラクサ、トマトとハーブのスープなど、ダイニングで供される東南アジア料理は飽きがこないどころか、クセになる味だ。辛さも毎回好みを聞いてくれるので、辛みが苦手なゲストも安心。生活を共にするクルーズ旅においては食事は最重要といっても過言ではないが、ここの料理は降りたくなくなるほど美味しい。

いつもはビュッフェでいただく朝食も、 ゆっくりと過ごしたい朝は、客室のテラスでメコン川を眺めながらいただこう。朝食は伝統的なアジア料理からスタンダードな洋食まで様々。クルーからの可愛らしいラテアートサービスにも思わず笑みがこぼれる。ルームサービスももちろんオールインクルーシブ。フレッシュジュースや熱々の卵料理をお部屋でのんびりいただこう

屋上DeckでのBBQディナーは、ゲスト同士が交流できるアクティビティのひとつ。Deckにはピザ窯も用意されており、グランピングの楽しさを演出してくれる。食事中は世界各国から乗り合わせたゲストとの出会いや交流によってより楽しいひと時に。小規模なアクアメコンの船旅だからこそである。

船内のクッキングクラスでは東南アジアの料理に挑戦できる。先生が最初デモンストレーションしてみせた後に、生徒が作る。この日はタイの軽食ミヤンカムづくり。薬味を葉で包んでいただくもの。香辛料をたくさん使って、独特のスパイシーな味を作り出す。

デッキで心地よい風を浴びながら、サンセット・シャンパンを。水上の村やフランス統治時代のコロニアルな教会、金色の仏教寺院の塔が、夕日の色に染まっていく。ゴージャスな夕焼けに見とれながら、明日は何をしようか、と考えを巡らす。

ディナーの後は、ラウンジに場所を移してデザートをゆっくりいただくのもいいだろう。地元の穫れ立てフルーツをそのままで、あるいはビジュアルも美しいトロピカルなデザートを選んで。

非日常溢れるアクティビティ

アクア・メコンの船旅の間、船内・船外どちらも多様なアクティビティが用意されている。
特に訪れた土地や人を知るエクスカーションにはぜひ参加したい。アクア・メコンでは、単に見て回るだけの観光ではなく、その土地の歴史や文化に触れ、暮らす人との交流が生まれるようなエクスカーションが用意されている。

Have fun with Nature

アクア・メコンから流域の町や村へ出かけときにはスキムボートに乗り換える。スキムボートは10人乗りのモーター付き小型船。アクア・メコンからスキムボートに乗り換えれば、季節によって水位が変化する川や狭い運河にも入っていくことができる。

エクスカーションでは、冒険心と好奇心を満たす多彩な体験が待っている。雄大なメコン川は神秘に満ちた密林で、珍しい動植物が多いが、流域で暮らす人々にとっては日々の生活そのもの。陸地に上がって土地の名所、名刹を訪れれば、自然の息づかいをリアルに肌で感じることができるだろう。

アクティビティで訪れる村では、
現地の人々とのふれあいが多い。

アクティブに活動した翌朝には、
屋外デッキでサンライズと共に、
メディテーションを体験する。

スキムボートに乗り換えて、運河を周遊して
流域の村を訪れる。 穏やかな川の両側に
生い茂る、マングローブの森は圧巻の景色だ。
世界で最も危険な橋に数えられている
「モンキーブリッジ」にも、 話題作りにと、
恐る恐る渡ってみる。
フォトジェニックな体験だ

自転車を借りてメコン川流域の村を巡る。どんな路面でも走りやすい太めのタイヤのマウンテンバイクで、未舗装の道路でもぐんぐん漕いでゆく。どこか懐かしい雰囲気のベトナムの村を自転車で回れば、豊かな自然の中に暮らす人々の息遣いが直接伝わってくる。風を切って身体を動かす爽快感と、訪れる先々で迎えてくれる人たちの優しい微笑みに、思わずこちらも笑顔になるサイクリングだ。エクスカーションや食事を共にする同乗者たちとも、やがて連帯感が生まれ、親しげに挨拶や会話を交わすようになっているだろう

好奇心の赴くままに

アクア・メコンを降りてローカルな村を自転車で回れば、船内から見るだけではわからなかった、その土地の人々の生活が間近に見えてくる。たとえばビンタン島でのサイクリングなら、住居やトロピカルフルーツ農園のすぐそばの生活道路を自転車で回る。
その場所を実際に訪れることが、旅に深みを与えてくれる。

カンボジアのクメール寺院の鮮やかな色彩に圧倒される。アジアの多様な文化の一端に触れる瞬間だ

そこに行くからこそ出会えるまだ知らなかったアジア

エクスカーションでは、メコン川流域ならではの文化や伝統を知ることができる。しかも見学に留まらない、体験型のアクティビティとなるよう工夫がなされている。寺院では、僧侶から話を聞くだけでなく、直接質問して対話することで伝統を学ぶ。カンボジアの小学校の授業を参観して子供たちと触れ合い、市場に出かけ人々の生活を肌で感じる。「アクア・メコン」で巡るベトナムとカンボジアは、欧米からの観光客にとってはすべてがエキゾチック。同じアジア圏の日本 からの訪問者にとっては、どこか懐かしさを感じながらも、日本とは異なる独自の文化や生活が息づいていることに気づく。現地に足を運ぶからこそわかることに、旅をする意味がある。

地元の学校の授業を見学。歌で歓迎してくれることも。素朴で生き生きとした子供たちの姿を目にすれば、自分たちは何をすべきなのか、気づかされる。

カンボジアでは宗教が人々の生活に深く根付いている。高い教育を受けるために出家する男児も多く、寺院ではオレンジの僧衣を纏う大勢の僧たちが修行をしている。

アンコール王朝時代から続く伝統工芸、カラフルな手織りのカンボジアシルク。働き者の女性たちが農閑期に紡ぎ出す、軽くて美しいストール。

異国情緒たっぷりのトゥクトゥクに乗って街や市場を見て回る。市場では珍しいローカル食材を含め、ありとあらゆるものが売られている。見たことのない野菜。魚の塩漬けを発酵させ米粉を加えた「マム・カー」の強烈な匂い。まるでこの地に暮らす一人であるかのように、生活感溢れる市場を回ってみるのは、旅の醍醐味の一つだ。

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