
野生の中に最先端のもてなしを
革新的エコラグジュアリー、始動
南アフリカでも屈指の自然環境を誇り、最も歴史あるとされるサビサンド私営動物保護区。 その広大な大地にひっそりと佇むのが、一棟貸切のプライベートヴィラ「チータープレーンズ」だ。 南アフリカの奥地にありながら、洗練されたモダン建築とアートが融合した空間。 窓の外には、手を伸ばせば触れられそうなほどに迫る原始の大自然。 旅慣れたエグゼクティブのために設計されたこのヴィラで、極上の時間に身を委ねたい。

南アフリカの首都ヨハネスブルクの東北約500kmに位置するのがサビサンド私営動物保護区だ。サビサンド私営動物保護区はサビー川とサンド川に挟まれた標高300mの低高原地帯にあり、その広さは約650平方キロと東京23区よりもやや広いといえばその広大さが想像してもらえるだろうか。かつては隣接するクルーガー国立公園との境界に50kmにも及ぶフェンスが設置されていたのだが、現在は撤去されており、野生動物たちが自由に行き来できる理想的な環境となっている。そして南アフリカの他の自然保護区と違う点は、このサビサンド私営動物保護区はサビサンド自然保護トラストが私有しており、保護区内にあるリゾート宿泊者や入園料を払ったゲストしか入ることができない、徹底した管理と自然環境が保護されている点にある。「チータープレーンズ」はそんなサビサンド動物保護区内にある、一棟貸切プライベートヴィラだ。そして雄大な自然環境に最大限配慮していることからこの「チータープレーンズ」では再生可能エネルギーが採用され、二酸化炭素の排出を極力抑えたカーボンネガティブロッジである。サビサンドの大自然に造られた「チータープレイン」。すべてがあなたのためだけに用意され類を見ない体験だ。エグゼクティブが求める真のラグジュアリーを。
自然を壊さず、贅沢を再定義する
原野に溶けこむプライベートリトリート
In the heart of the wild
lives innovation eco luxury
「チータープレーンズ」を構想段階から練り上げ、2018年に完成させたのが現共同オーナーでもあるヤピー・ファン・ニーカルク氏とシャリ・ファン・ニーカルク氏であり、従来の自然好き、動物好きだったが、長年の夢を叶えるべく動物を間近で体験できるエクスクルーシブなロッジ作りに取り組む。ファン・ニーカルク夫妻が夢見た、ロッジのビジョンは、ゲストに真にプライベートな空間を提供するというもの。野生に完全に浸りながらも、プライバシーも完全に隔離されていることで人間と自然が無理なく共存できるシステム。そのためにはあらゆる持続可能性が追求されている。

「マポゴ・ヴィラ」にあるリビングルームは4つのスイートルームの共有スペース。家族や友人たちとおしゃべりを楽しみたい時やティータイムにもいいし、翌日のサファリドライブのミーティングなど一堂に集まれる場は使い勝手が良い。開放感あふれる空間にそよぐアフリカの大地の風が心地よい。
例えばサファリ体験に必須な四輪電動車は太陽エネルギーを動力とし、水の管理や廃棄物の削減などあらゆる面でエコロジカルであることが徹底されている。また、多くの高級サファリロッジでは11歳以下の子供は入場できないのだが「チータープレーンズ」はあらゆる年代の家族が共にサファリを体験することができる。これは「子供たちに魔法のような体験を共有してほしい」というシャリ夫人の願いを形にしたものだ。
7500haの敷地内には、それぞれが独立性とプライバシーを保った3つのヴィラがある。設計を担当したのはケープタウンの著名な建築家、ステファン・アントニ氏。3つのヴィラはいずれも手付かずの自然の中に張り出すように作られており、目の前には遮るものがない雄大な風景が広がっている。天井から床まで続く大きなガラス窓は自然との一体を追求したものであり、目の前に広がるサファリ以外に人工物は何も見えない素晴らしい環境で自然や野生動物たちとの一体感を楽しむ。これが「チータープレーンズ」での過ごし方だ。


Pool
3棟あるヴィラのひとつ「マポゴ・ヴィラ」専用 のスイミングプール。すぐ目の前には動物た ちが時折訪れる水飲み場があり、アフリカの 野生動物たちとともに水浴びしているかのよ うな感覚が味わえる。ランチのあとはプール サイドに置かれたデイベッドで、アフリカの 強い日差しを避けながらしばしまどろむ。物 音で目を覚ませば目の前にはアフリカゾウ の親子が美味しそうに水を飲む姿が間近に みられる、なんてこともここでは日常なのだ。




「マポゴ・ヴィラ」にあるエンターテインメント用のラウンジはシネマルームとしても使える。ディナーの後や午後のひととき、映画を見ながら過ごすのも良いだろう。アフリカをテーマにした名作やドキュメンタリーを見ながら知識を深めることもできる。次のゲームドライブが待ち遠しくなるだろう。

No Walls Between
Luxury and the Wild

「チータープレーンズ」には、「カルーラ・ヴィラ」「ムブラ・ヴィラ」「マポゴ・ヴィラ」と名づけられた3棟のプライベートヴィラが点在している。各ヴィラは最大8名まで宿泊できる。その中でも、最も人気の高いのが「マポゴ・ヴィラ」だ。水場に最も近く、動物たちが喉を潤しに訪れる姿を間近に望めるこのヴィラは、自然との距離を感じさせない贅沢なロケーションにある。最大8名まで宿泊可能な4つの独立したスイートルームは、それぞれにベッドルームのほか、ラウンジとバーコーナー、デイベッドを備えたプライベートデッキ、ドレッシングルーム、バスルームを完備。バスルームにはブッシュを一望できる大きな窓が設けられ、まるで自然の中で寛いでいるかのような感覚を味わえる。ベッドはキングサイズとツインから選べ、1室あたり2名までのステイが可能。インテリアには、アフリカのアートや民芸品、動物をモチーフとしたオブジェが随所に飾られ、木の温もりに包まれた空間は、自然との調和を感じさせる心地よさに満ちている。




Redefining Luxury in the Bush,
Where Nature Leads and
Comfort Follows
宿泊料金には、スパトリートメントやヘアカット、南アフリカ産の銘醸ワインまでも含まれるオールインクルーシブスタイル。共有スペースには、フォーマルとエンターテインメントの2つのラウンジ、専用ワインセラー付きのダイニングエリア、屋外のボマ(囲炉裏)を備えた食事スペース、デイベッド付きのデッキ、さらにはインフィニティプールも。

滞在中は、専属のバトラー、シェフ、ガイドやトラッカーをはじめとした約20名のスタッフが一組のゲストに専属でつき、サファリには専用車両で出発するという、まさに究極のプライベート体験が叶う。なお、「マポゴ」とは、かつてサビサンド動物保護区に君臨した伝説のライオンの群れの名。この名に宿る誇りと敬意は、「チータープレーンズ」がこの地に捧げる深いリスペクトの証でもある。
Go Deeper. In to the Wild,
Into Silence, Into Wonder
静けさの奥に潜む 魂を揺さぶる体験
それは、まだ見ぬ 野生との出会い
快適なロッジでの夜を過ごし、心地よい眠りから目覚めた朝。いよいよ、憧れのサファリ探検へと出発の時を迎える。「チータープレーンズ」では、アフリカ最高峰のガイドとともに、朝と夕方の1日2回、プライベート感あふれるゲームドライブが催されている。

ヴィラごとに用意される専用のランドクルーザーは、太陽光を動力とする電動モデル。年間,32000kmを走行しながら、排出される二酸化炭素はゼロという、サステナブルなラグジュアリーを体現した存在だ。従来型であれば年間約7トンのCO²を排出する計算だが、チータープレインではそのすべてを排除している。敷地内には,1205枚のソーラーパネルが設置され、施設全体と電気自動車に電力を供給。年間平均で約550ミリWhもの電力を生み出し、およそ530トンのCO²排出を削減している。このサステナビリティへのこだわりこそが、「チータープレーンズ」が自然や野生動物と誠実に向き合っている証であり、持続可能なラグジュアリーリゾートの新たな指標といえるだろう。いざ電動ランドクルーザーに乗り込み、熟練のガイドとトラッカーが息を合わせながら進むゲームドライブでは、ビッグ5—―ゾウ、ライオン、ヒョウ、サイ、バッファロー—―といった、アフリカの象徴ともいえる大型野生動物との邂逅も夢ではない。さらに、このゲームドライブには特別なひとときが用意されている。サビサンドの大地に車を止め、自然の中で楽しむ
Game Drive



今回サビサンドで出会った野生動物たち。サファリドライブではアフリカゾウの群れや親子のキリン、単独行のメスライオン、日陰で休息をとるヒョウ、水牛などに出会えた。的確に動物を探し出してくれるトラッカーの目と勘の良さには脱帽。野生動物の息吹が聞こえる距離まで、驚かせず近づくことができるのも電気自動車ならでは。

決まりごとは何もないすべてが、
あなたに寄り添うサファリ
Walking Safari

サビサンドは、南アフリカでも最も歴史ある動物保護区のひとつである。 1920年代に現在の敷地面積が定められた当時は、乾季の冬にサファリで動物を狩猟できる権利が広く与えられており、これが後に土地の所有権へと移行したという独自の成り立ちを持っている。この保護区には、サビー川とサンド川という 2 本の河川が流れ、年間を通じて安定した水源を提供していることから、野生動物の生息環境としても極めて恵まれている。ビッグ 5 に加え、チーター、シマウマ、キリン、ハイエナ、そして多種多様なレイヨウ類などが共存しており、絶滅が危惧されるアフリカリカオンや、ハチクマ、サイチョウ といった希少な種に出会えること もある。「チータープレーンズ」で のサファリ体験は、単に動物を“見 に行く”のではなく、野生の生態系 に敬意を払いながら、その世界に “迎え入れてもらう”というスタン スを大切にしている。一日の冒険 を終えた後は、ヴィラで過ごすリラ クゼーションタイムが待っている。 専属セラピストによるタッチセラ ピーや美容トリートメントは、ア フリカの植物の治癒力を取り入れ た「アフリコロジー」によるもので、 心身を深く癒してくれる。
夕暮れ には、ヴィラを出てドレスアップし、 サンセットカクテルを片手に地平 線に沈む太陽を眺めるひとときを。 ディナーは、焚き火を囲んで楽しむ 南アフリカの伝統「ボマディナー」。 ブラーイ(アフリカ式バーベキュ ー)やスパイシーな郷土料理、そし てヴィラに備えられたワインギャ ラリーから選んだ上質な南アフリ カワインが、サファリの余韻をさら に豊かなものにしてくれる。その 味わいと香りが心をほどき満天の 星の下、語らいのひとときを楽し みながら、夜は静かに更けていく。

チータープレーンズ専属の熟練の女性セラピストたちの絶妙なハンドタッチは、表面だけでなく疲れた体の奥から見事にリフレッシュしてくれた。自然治癒機能があるアフリカの植物を使ったトリートメントも肌にやさしく、しっとりとほぐされてゆく。あまりの気持ちよさに、ふと気付けばまどろむ、南アフリカの午睡のひととき。
Sunrise Breakfast
気持ちいい朝はヴィラをでて、ブッシュ の中での朝食も可能。ランドクルーザー にテーブルやチェア、ランタンなどを積 み込んだら出発。眺めのいい場所を見つ けたらピクニックセットで朝食のスター トだ。この日はまず日の出をイメージし たテキーラサンライズからはじめた。


Sunset Cocktail

Boma Boma

