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ハイラム・ビンガム

HAIRAM BINGHAM

古都と秘境マチュピチュをつなぐレールこの列車は
冒険を華麗な旅へと誘う

秘境への道程が、過酷なものでなければならないという理屈は、
もはや存在しない。たとえ冒険に向かう旅であっても、この上ない快適が
約束される豪華列車。まだ見ぬ秘境をスマートに愉しむのが大人のスタイル。

マチュピチュ遺跡を発見し、世界にその存在を知らしめたアメリカの歴史学者、ハイラム・ビンガムに因んで名付けられたのが、このラグジュアリートレインだ。クスコからマチュピチュに至る「インカの聖なる谷」の中を約3時間半かけて往復する、まさに秘境を望む旅。アンデスを走る列車の中でもハイラム・ビンガムは格別であり、このラインの贅沢さは他の追随を許さない。列車は
4両編成。2両のダイニングにバー、展望車、キッチンの車輌が連結されている。内装は1920年代のプルマン・スタイル。磨き上げた木材と真鍮で設えたノスタルジックなインテリアは、気品に満ち列車旅の期待を更に高めてくれる。列車の運行を手掛けているのは、ベルモンド社。ラグジュアリーホテル、豪華列車、クルーズを世界的に展開しているグループである。2014年に改称するまでは「オリエント・エクスプレス・ホテルズ」。そう、ミステリーの女王ことアガサ・クリスティの小説を引き合いに出すまでもなく、ハイラム・ビンガムは、「オリエント急行」の遺伝子を受け継ぐ、稀覯の豪華列車なのである。

オーナーシェフのビルヒ リオ・マルティネス氏は 1977年リマ生まれ。プロのスケートボーダーを夢見ていた放浪好きな青年が料理人を目指し、コルドンブルーを卒業後、フレンチシェフとして各地で修行。ニュー ヨークの「Lutece(ルテス)」 を経て、2008年に自らの店をオープン。たちまちモダンペルー料理界の寵児に。

世界で最も憧憬を集める旅先
ここは大インカ帝国の証

マチュピチュ駅に到着後、バスはつづら折りの道を走りどんどん高度を上げていく。 薄い空気と共に、聖域の凛とした佇まいを感じるだろう。山深いアンデスの秘境に突如現れた、マチュピチュ。インカ文明の遺跡とされているが、発見から1世紀を経ても謎は深まるばかりである。ハイラム・ビンガムでは、列車下車後、遺跡への専用バスや、道案内、現地ガイドなども含まれるため、安心して秘境に身を投じてほしい。熟練したガイドの案内で、神の山に隠されていた迷宮のルート、パワースポットとされる日時計「インティワタナ」、「コンドルの神殿」などもスムーズに見学することができる。ガイドによると、マチュピチュにはインカ建築の極みが表れているそうだ。頂上の斜面に刻み込まれた段々畑「アンデネス」は、山肌にテラスを重ねる工法だ。土台が多重構造となるため、強度と水利に優れている。そして、「剃刀の刃も通さない」と名を馳せるインカの石組み。肌利を整えられた石は、内部でも巧妙に組み合わさっている。マチュピチュが一体何であったのかは諸説ある。インカ帝国の離宮か、墳墓、城塞、はたまた聖域か。
いづれにせよ、ここは霊気を放ち、一生に一度は訪れたいと人々を魅了し続けている。謎が深まる“天空の楼閣”マチュピチュ。歩きやすい靴で、豪華列車ハイラム・ビンガムに乗車さえすれば、全ての冒険準備が整ってしまう。これは冒険へのチケットなのだ。

古代文明の集大成深遠な
歴史を残す天空遺跡の冒険へ

Course Dinner
Peruvian Welcome Dance

Souvenir Market

Course Lunch

Observation Car

Belmond Sanctuary Lodge

OriginalGifts

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