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数千の皇帝ペンギンと戯れるプライベートジェットで行く南極の旅

White Desert

数千の皇帝ペンギンと戯れる
プライベートジェットで行く南極の旅

南極で行進しているペンギンの群れ。ドキュメンタリー番組などで誰しも一度は目にしたことがあるはずだ。同じ空間に身を置くことが出来るのは南極をおいて他にない。ここは旅の最終地点。旅慣れたセレブがたどり着く未開の地だ。

1名2000万円のツアーを聞いたことはあるだろうか。向かう地は地球上最も不便な環境で、人間が住むのには適していないだろう。だが世界各国のセレブ達は、わずか1週間の旅のために2000万費やし、南極を訪れるのである。南極の訪問者のほとんどは、南アメリカ発のクルーズ船でドレーク海峡を2日間かけて南極へと到着するが、ホワイトデザート社は空路での移動だ。南アフリカのケープタウンから、プライベートジェット機でわずか約5時間のフライトで、南極大陸の中心部に到着するのだ。その後小型のプライベートジェットに乗り換え、更なる中心地WOLF’S FANG(ウルフズ ファン)に。ここは、大陸初のプライベートジェット滑走路である。ここに降り立ったときから、圧巻の冒険は始まる。ケープタウンからTシャツ姿で乗り込み、到着直前の機内で真冬の装いに着替える。WOLF’S FANG(ウルフズ ファン)からベイズラーBT-67に乗り込み30分。Whichaway Camp(ウィチャウェイ キャンプ)を目指すのだ。 虹色に輝く氷のトンネル、垂直に伸びる岩の尖塔、どこまでも続く無人の地平線、氷山が点在する海など、ここは地球上の他のどこにもない場所。15年前に記録破りの極地探検家たちによって設立されたホワイトデザート社は、素晴らしい唯一無二の環境と動物たちに配慮した、地球上最南端のサスティナブルリゾートである。


目覚めると、そこは南極

WHICHAWAY
WHICHAWAY

WHICHAWAY(ウィチャウェイ)は、火星を思わせる岩肌の上に建っている。南極の地に氷が覆わない場所に半球体のプロパティがあり、全室で6つある。

ECHO
ECHO

ECHO(エコー)は、宇宙ポットのようなデザイン。施設には中央ラウンジエリア、ダイニングルーム、暖房付きシャワー室もある。未来的で豪華な6つのお部屋の窓は、複合グラスファイバー製で、床から天井まであり、まさに異星の上にいるような景色を一望できる。各ECHO(エコー)には、国際宇宙ステーションの元司令官であり、元宇宙飛行士のテリー・ヴァーツ大佐が宇宙から撮影したオリジナル写真が展示されている。ヴァーツ大佐はECHO(エコー)から見た景色は「地球、金星、火星よりも最も美しい」と語っている。

白銀の世界に住まう優越
過酷世界で、最も快適な滞在を

ロビー
レストラン
サウナ
図書館
アイスバー

秘境の地の南極でありながら、ラグジュアリーホテルの快適さも備わっている。図書館で南極生物について学び、何もない白銀の大地を眺めながらサウナで身も心も整える。ここが南極である事をいつしか忘れてしまうだろう。なんといっても氷で出来たバーは特別だ。自然の冷蔵庫で冷やされた白ワイン、3,000万年前の氷で嗜むウイスキーも、南極常連なら当たり前の一杯だろう。地球起源に戻り、何もない不便を楽しむ旅こそ、旅中毒者がたどり着く、理想郷ではないだろうか。

地球の最南端
世界のセレブが集う、高級レストラン


南極料理人という邦画をご存知だろうか。タイトルの通り舞台は南極で、過酷な環境下で南極地域観測隊に料理を振る舞うシェフを中心に物語は描かれている。私自身、この映画を視聴する前まで南極の食事は簡素な物で、缶詰や乾き物のイメージがあった。だが主人公のシェフは思考を凝らし、過酷世界でも隊員に喜んで貰えるよう、レストランさながらの料理を提供していたのである。もちろんホワイトデザートの旅はさらに上を行く。世界各国のセレブ達の空腹を満たすコース料理は目にも美しく舌鼓を打つほど美味である。南アフリカの赤ワインを傾けながら旅仲間と酔いしれるのも良し、白夜で暮れぬ大地を眺めながら未開の地にいる喜びを噛み締めるのも良いだろう。

アクティビティ

広大な南極を知るためには、自ら足を使ってその厳しい環境に身を置くことが幸せだろう。人間が生きるには過酷なマイナス環境下での睡眠、数千の皇帝ペンギンが住むコロニー、自然の力で作られた氷の洞窟。そんな未開拓の地でも、ホワイトデザート社は安全を保証する。それは各ゲストに南極を知り尽くしたプロのガイドと専門知識を持ったドクターが同行しているからだ。危険な環境下でも安全に体験できる、これこそが旅慣れたエグゼクティブが求める真実のラグジュアリーだろう。

1.南極点

1.南極大陸は、世界のどの国の領土にも属さない唯一の大陸。そのため南極点には世界各国の国旗が立てられている。2.自然の氷で出来たアイスケーブ。外の光が差し込み幻想的に輝く。

2. アイスケーブ
3. -30度の世界でキャンプステイ
5. アイスクライミング
4. 南極でカクテルタイム
6. ジェットスキー

3.夜になると気温は-30度を下回る。氷点下の中、白いテントで1泊する体験は人生に2度ない貴重な体験だ。4.秘境の地で優雅にカクテルタイム。南極料理人が腕を振るい、カナッペやスイーツを用意する。5.上級者向けアクティビティを体験。専属のガイドが安全に実施できるようサポートしてくれる。6.終わりなき白銀世界を爽快に走る。道なき道を走れるのはここが南極だから。

What is Antarctica

1911年頃、南極点に初めて到達したのは、ノルウェーの探検家アムンゼン氏。今よりも装備や機材も整わないまま、その偉業を達成する。世界各国の冒険者が憧れ、南極点を目指したが容易ではなかった。様々な研究と技術革命を重ね、近年プライベートジェットで南極に到達することが叶い、世界中のセレブ達が夢を叶えて行く。2024年に入り、宇宙・海底旅行、メタバース、AIなど我々が見知らぬ世界への好奇心を実現させよう世界的な改革に奮闘している。白銀の世界で感じる圧倒感、心の高鳴り、新生物との遭遇は、ほんの始まりに過ぎないのかもしれない。何万年もの月日をかけ自然が作り上げた、氷点下の世界をその肌でぜひ感じてほしい。

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